CentOS6のシステムログ

CentOS6のシステムログについてメモ書きしています。

※目次をクリックすると目次の下部にコンテンツが表示されます。

/var/log/secureとrsyslog、sshd、pam
/var/log/secure ファイルにログを記録するのはどのデーモンなのか調べるとrsyslog、sshd、pam_unixモジュールなどがありました。
 
●rsyslog
 
例)

# more /etc/rsyslog.conf
 
# The authpriv file has restricted access.
authpriv.*                /var/log/secure

・”authpriv”というファシリティが/var/log/secureに記録されるように設定されている。
・”authpriv”というファシリティは、プライベート認証メッセージに関するもの。
 
●sshd
 
例)

# more /etc/ssh/sshd_config
 
SyslogFacility AUTHPRIV

・sshdの設定ファイルで、”AUTHPRIV”のシスログファシリティを使うように設定されている。
 
●pam_unixモジュール
 
/etc/pam.d/ディレクトリ内にあるpamの設定ファイル内で下記設定がある場合は、/var/log/secureにログが記録されるようです。
 
session required pam_unix.so
 
※2.2. PAM Configuration Files
 
The final line instructs the session interface of the pam_unix.so module to manage the session. This module logs the user name and the service type to /var/log/secure at the beginning and end of each session. This module can be supplemented by stacking it with other session modules for additional functionality.

lastコマンドと/var/log/wtmp
・/var/log/wtmpファイルはファイルが作成されてからシステムにログインしたユーザーに関する情報を保存。
・テキスト形式ではなくバイナリ形式のファイル。
・lastコマンドを使ってファイルにアクセスし、情報を表示する。
 
(実行例)

# last | head
user    pts/1        1xx.1xx.2xx.4x.a Wed Nov 26 21:47   still logged in
user    pts/1        1xx.1xx.2xx.4x.a Wed Nov 26 14:35 - 19:46  (05:11)

wコマンドと/var/run/utmp
・/var/run/utmpファイルはシステムに現在ログインしているログオンしているユーザー関する情報を保存。
・テキスト形式ではなくバイナリ形式のファイル。
・wコマンドを使ってファイルにアクセスし、情報を表示する。
 
(実行例)

# w
 22:13:52 up 59 days, 15:55,  1 user,  load average: 0.00, 0.04, 0.01
USER     TTY      FROM              LOGIN@   IDLE   JCPU   PCPU WHAT
user1    pts/1    2xx.xx.1xx.5x.ap 21:20    0.00s  0.28s  0.02s sshd: user1 [pr

関連記事の目次

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください