WordPressのテーマの選定時の参考情報、私が利用した事があるテンプレートについてまとめました。
(1)WordPress管理画面 ”テーマを追加”画面の特徴フィルターの項目
特徴フィルターを使ってテーマを検索する事ができますが、特徴フィルターの項目の中でよく分からない項目があったので、概要を調べてメモ書きしています。
●Blavatar
・BlogとAvatarを結合した言葉で、faviconとして表示させたりするようです。
faviconは、ブラウザのアドレスバーやブラウザータブなどのマークとして使うアイコンのこと。
●BuddyPress
・SNSを作る事ができるWordPressのプラグインの事のようです。
●カスタム背景
・管理画面から背景の設定が出来る機能。
・この機能に対応しているテーマでは、外観メニューに、”背景”の設定項目が現れ、背景画像に使用するファイルの指定、背景色の指定が管理画面から簡単に設定できるようになる。
●カスタムカラー
・カスタムデザインという機能の一部で、管理画面から色の設定を簡単にできるようです。
ただし、このカスタムデザインという機能は、WordPressを有料でアップグレードする事によって使用できる機能のようです。
カスタムデザインは、カスタムカラー以外にも、カスタムフォント、カスタムCSSという機能が含まれているようです。
●カスタムヘッダー
・WordPress管理画面で簡単にヘッダー画像を変更できる機能。
・管理画面の”外観”に”ヘッダー”という項目が表示され、ヘッダー画像の選択、ヘッダーのテキストの設定ができるようです。
・対応していないテーマの場合、”function.php”に
add_theme_support( ‘custom-header’ );
を追加すると、使用できるようになるとの事です。
※カスタムヘッダーについては以下の記事も参照。
ブートストラップ3を使って自作テーマ作成(13)カスタムヘッダー画像を使えるようにheader.phpを修正
●カスタムメニュー
・管理画面で表示順を指定したり、項目を追加したりフレキシブルにメニューを作成できる機能。
・メニューに固定ページや外部リンクも追加できる。
●アイキャッチ画像、アイキャッチ画像ヘッダー
・ページ毎にアイキャッチ画像を変更できるようになるようです。
・テーマがこの機能に対応していると、新規投稿を追加画面や固定ページの編集画面に”アイキャッチ画像”という設定項目が表示され、画像ファイルをアップロードできるようになっています。
・対応していないテーマの場合は、function.phpに
add_theme_support( ‘post-thumbnails’ );
を記述する必要があるようです。
●スレッドコメント
・コメントをスレッド(入れ子)表示する機能。
・対応しているテーマでは、”設定”→”ディスカッション”→”コメントをN階層までのスレッド (入れ子) 形式にする”で設定できるようです。
●可変ヘッダー
カスタムヘッダー機能の中の機能でWordPress3.4から利用できるようになったようです。
設定例の下記部分で、
‘flex-width’ => true,
‘flex-height’ => true,
可変ヘッダーを有効にしているようです。
〇設定例
$args = array( 'flex-width' => true, 'width' => 980, 'flex-height' => true, 'height' => 200, 'default-image' => get_template_directory_uri() . '/images/header.jpg', ); add_theme_support( 'custom-header', $args );
●フロントページからの投稿
・いろいろ調べてみたのですが、どのような機能かよく分からなかったので、実際に検索でマッチしたテーマをインストールしてみました。
ログインした状態でフロントページを表示すると、ツイッターのような画面でフロントページから投稿できるようになっていました。
●全幅テンプレート
・検索してマッチしたテンプレートを実際にインストールして確認したところ、サイドバーが無く、ページの幅いっぱいにコンテンツがあるようなスタイルのテンプレートだと思われます。
●Microformats
・マイクロフォーマットとは、人が読んで意味を把握できるようにしたり、プログラムがWebページ内の記述の意味を解釈できるようにするためのマークアップだそうです。
例えば、住所の情報を
<div class=”adr”>東京都</div>
のように、class=”adr”とマークアップする事によって、東京都を住所情報として意味づけできるようになるようです。
●投稿フォーマット
・テーマ間で共通に使用できる投稿用のフォーマットが事前に定義されていて、投稿時に選択できる機能のようです。
・この機能に対応しているテーマでは、”新規投稿追加”画面で、右側中段に
フォーマット
・標準
・アサイド
・画像
・リンク
・引用
・スタータス
と表示され、投稿時にフォーマットを指定できるようになるようです。
●RTL 言語対応
・RTLとは、Right-to-Leftのことで、右から左の向きに書かれる言語に対する対応という機能のようです。
・rtl.cssとういう名前のスタイルシートファイルを用意し、
direction: rtl;
unicode-bidi: embed;
と記述するようです。
●固定投稿
・”固定投稿”(Sticky Posts)を指定して公開した投稿は、フロントページのトップに常に表示され(新しい投稿を公開してもトップの位置が置き換えられない)続けるようです。
・指定する方法は、管理画面から”投稿”→”新規追加”→”公開状態”の”編集”ボタン押下→公開:”この投稿を先頭に固定表示”にチェックを入れます。
(2)私が以前利用していた日本語無料テンプレート
テンプレートキング
機能やテンプレートファイルの構成が同じで、デザイン違いのテンプレートが豊富にあるので、二つ目、三つ目のWebサイトを公開する際、デザイン違いの別のテーマを取得して、一つ目のサイトと同じように設定し簡単に別サイトを公開する事ができます。
WordPress2.8で作成されたテンプレートのようなので、それ以降のバージョンで追加された機能には対応していないようです。(2013年8月現在)
新しい機能を追加するにはテンプレートファイルに機能を追加する必要がありますが、一度追加方法が分かればテンプレートキングさんの他のテーマに対してもテンプレートファイルの構成が同じなので、同じ方法で追加できるかと思います。 関連記事の目次
- VPSサーバーでスナップショットを取得
- ~障害に備え、リカバリーポイントを作成。
- VPSサーバーにログインして、設定内容を確認
- ~グローバルIPアドレス確認、SSHキーを作成。
- VPSサーバーにSSHでログイン
- ~Tera Term、SSH、公開鍵認証方式
- yumコマンドで最新のパッケージにアップデート
- ~全パッケージを最新にアップデート
- Apacheのインストール
- ~yumコマンドでApacheインストール、iptablesでファイアウォールの設定
- PHPとMySQLをインストール
- ~yumコマンドでPHP、MySQLインストール
- WinSCPを使ってWordPressをアップロード
- ~WinSCPをクライアントPCにインストール、ファイルアップロード方法
- WordPressをインストール
- ~MySQLでWordPress用データベース作成、wp-config.phpファイルの設定
- CentOSのファイアウォール設定
- ~iptablesを使ってネットワークフィルタリング設定を一から行う
- OpenSSHの設定をよりセキュアに
- ~ログイン制限、ポート変更、認証方式
- ApacheでTCPのTraceメソッドを無効にする
- ~Apacheの設定変更、Telnetで動作確認
- ヘッダーにApacheバージョンが表示されないようにする
- ~Apacheの設定変更、Telnetで動作確認
- Apacheでディレクトリ内一覧表示を無効にする
- ~autoindex_moduleのロードを無効にする
- セキュリティを考慮し、MySQLの匿名ユーザーにパスワードを設定、または削除
- ~MySQLの匿名ユーザーにパスワードを設定、または削除
- PHPのバージョンが表示されないようにする
- ~php.iniの設定変更
- WordPressディレクトリのパーミッションをセキュアに
- ~WordPress用ディレクトリの所有グループ、ユーザー、パーミッション設定
- パーマリンク設定時のApache設定
- ~WordPressパーマリンクの設定、Apache .htaccessの設定
- WordPressテーマの選定
- ~テーマ追加の特徴フィルターの項目、テンプレートキング
- WordPressで画像のアップロード、サイズ調整、リンクを設定
- ~アップロード画像の画像サイズ、サムネイル、画像編集、リンク設定
- 更新可能なRPMパッケージのリストをメールで送信する
- ~yumコマンド、Bashスクリプト、Cron
- Linuxでディスク使用量が多いディレクトリを調べる方法(1)
- ~du --max-depth
- Linuxでディスク使用量が多いディレクトリを調べる方法(2)
- ~duコマンド、sortコマンド
- WordPressデータベースのバックアップとリストア
- ~コマンドラインでバックアップ、リストア
- WordPressのバージョンアップと旧バージョンへの戻し
- ~データベースとディレクトリのバックアップ、リストア
- BashスクリプトでWordPressデータベースを自動バックアップ
- ~MySQLデータベースをBash、Cronを使って自動バックアップ、メール通知
- BashスクリプトでDos攻撃など大量アクセスのログを検知
- ~Apacheアクセスログ、Dos、Cron、メール通知
- ブートストラップ3を使って自作テーマ作成
- (1)全体概要
- (2)ブートストラップのサンプルを使ってindex.phpを作成
- (3)header.php、sidebar.php、footer.php、index.phpのテンプレートファイル作成
- (4)JavaScriptインクルードの設定
- (5)投稿本文表示用のテンプレートファイルを作成
- (6)単一投稿用(single.php)のテンプレートファイル作成
- (7)固定ページ用(page.php)のテンプレートファイル作成
- (8)検索結果表示用(search.php)のテンプレートファイル作成
- (9)アーカイブ表示用(archive.php)のテンプレートファイル作成
- (10)カテゴリー表示用(category.php)のテンプレートファイル作成
- (11)WordPressのメニュー画面でナビゲーションメニューを設定
- (12)サイトタイトル、キャッチフレーズを表示できるようにheader.phpを修正
- (13)カスタムヘッダー画像を使えるようにheader.phpを修正
- (14)404.phpテンプレートファイルを作成
- (15)記事タイトル部分のCSS設定
- (16)記事メタデータ部分のCSS設定
- (17)記事本文部分のCSS設定
- (18)前後のページへのリンクのCSS設定
- (19)前後の投稿へのリンクのCSS設定
- (20)コメント投稿フォーム、コメント表示部のCSS設定
- (21)ウィジェット部のCSS設定
- (22)アーカイブページのCSS設定
- (23)画面を左右にスライドさせるボタンのCSS設定
- ~Bootstrap3、自作テーマ作成、TwentyFourteen
- Bootstrapのフリーのテーマを使ってデザインを簡単にカスタマイズ
- ~Bootstrap3のスタイルをカスタマイズ
- 簡単なショートコードを作ってみる
- ~ショートコードの作り方
- ショートコードを使って関連記事のリンクを自動で挿入
- ~ショートコードの簡単なサンプル
- ショートコードを使ってディレクトリ内のファイル名を取得し、投稿内にリンクを挿入
- ~カスタムフィールド利用、PHPで日本語文字列検索などのコーディング
- WordPress投稿内でAngularJSを使用
- ~AngularJS、Bootstrap、アコーディオン
- Bootstrap3で作成したナビゲーションメニューをAngularJSに変更
- ~AngularJS、Bootstrap、自作テーマheder.php
- WordPressでAngularJSを使ったGoogleマップを使えるようにする
- ~AngularJSを使って投稿内にGoogleマップ
WordPresssショートコード
AJAX、AngularJSなどその他応用
- Ruby on Rails(他サイト)
- ~構築、CMS、Bootstrap、AngularJS
-
WordPress設定
- WordPressリファレンス、メモ
- パーマリンク設定時のApache設定
- WordPressテーマの選定
- WordPressで画像のアップロード、サイズ調整、リンクを設定
- マルチサイト化に伴う制約、デメリット
- WordPressのwp-config.phpでテーブルプレフィックスを変更
- WordPress投稿のリビジョン管理と自動保存
- WordPressディレクトリのパーミッションをセキュアに
- WordPressの認証用ユニークキーをセキュアに
- WordPressのバージョン情報を表示しないようにする
- WordPressでGoogleの2段階認証プロセスを使用する手順
- WordPressの更新情報・要件、各バージョンの新機能
- WordPressデータベースのバックアップとリストア
- WordPress用データベースバックアップをbashスクリプトとcronで定期実行
- WordPressのバージョンアップと旧バージョンへの戻し
- WordPressの記事をサイト間でコピーする方法
- WordPressのアップデート方法の種類、注意点
- WordPressのメンテナンスモード、カスタムメンテナンスページ
- WordPressでデバッグを有効にする方法
- WordPressの投稿内でJavaScriptを使う方法
- WordPressでJavaScriptを使って折りたたみリンクメニューを作成
- 自ブログ動作確認時にGoogleアドセンスの広告を表示しない
- WordPressでAngularJSを使ったGoogleマップを使えるようにする
- WordPressの投稿にAngularJSのディレクティブを記述する方法
セキュリティ
メンテナンス
その他、応用