NessusでVPSサーバー(CentOS6.2)の脆弱性診断を行った際、重要度は”Info”ですが、Webサイトのコンテンツを保持しているディレクトリ内の情報が見られる状態になっているという脆弱性がありました。
Nessusの”Web App Tests”というポリシータイプでスキャンした際、「Web Server Directory Enumaration」というプラグインでInfoレベルで脆弱性がレポートされました。
 Webサイトのコンテンツを保持しているディレクトリ内の情報が見れる状態になっているようです。
 
設定方法
下記のようにApacheの設定ファイルを変更します。
1)autoindex_moduleのロードを無効
“autoindex_module”モジュールが、ディレクトリ内の情報を一覧表示できるように、自動でディレクトリインデックスを生成するようなので、このモジュールをロードしないようにします。
下記のようにコメントアウト
#LoadModule autoindex_module modules/mod_autoindex.so
そして、apacheを再起動すると、文法エラーが発生しました。
このモジュールをロードしないようにするだけでは文法エラーになってしまうようで、上記モジュールを使用する設定項目もコメントアウトしなくてはいけないようです。
2)autoindex_moduleを使用する設定項目をコメントアウト
下記設定項目が上記モジュールの設定項目のようで、一個一個コメントアウトしました。
IndexOptions
AddIcon
AddIconByEncoding
DefaultIcon
ReadmeName
HeaderName
IndexIgnore
上記設定項目もコメントアウトすると、文法エラーが発生せずにApacheを再起動できました。 関連記事の目次
- VPSサーバーでスナップショットを取得
 - ~障害に備え、リカバリーポイントを作成。
 - VPSサーバーにログインして、設定内容を確認
 - ~グローバルIPアドレス確認、SSHキーを作成。
 - VPSサーバーにSSHでログイン
 - ~Tera Term、SSH、公開鍵認証方式
 - yumコマンドで最新のパッケージにアップデート
 - ~全パッケージを最新にアップデート
 
- Apacheのインストール
 - ~yumコマンドでApacheインストール、iptablesでファイアウォールの設定
 - PHPとMySQLをインストール
 - ~yumコマンドでPHP、MySQLインストール
 - WinSCPを使ってWordPressをアップロード
 - ~WinSCPをクライアントPCにインストール、ファイルアップロード方法
 - WordPressをインストール
 - ~MySQLでWordPress用データベース作成、wp-config.phpファイルの設定
 
- CentOSのファイアウォール設定
 - ~iptablesを使ってネットワークフィルタリング設定を一から行う
 - OpenSSHの設定をよりセキュアに
 - ~ログイン制限、ポート変更、認証方式
 - ApacheでTCPのTraceメソッドを無効にする
 - ~Apacheの設定変更、Telnetで動作確認
 - ヘッダーにApacheバージョンが表示されないようにする
 - ~Apacheの設定変更、Telnetで動作確認
 - Apacheでディレクトリ内一覧表示を無効にする
 - ~autoindex_moduleのロードを無効にする
 - セキュリティを考慮し、MySQLの匿名ユーザーにパスワードを設定、または削除
 - ~MySQLの匿名ユーザーにパスワードを設定、または削除
 - PHPのバージョンが表示されないようにする
 - ~php.iniの設定変更
 - WordPressディレクトリのパーミッションをセキュアに
 - ~WordPress用ディレクトリの所有グループ、ユーザー、パーミッション設定
 
- パーマリンク設定時のApache設定
 - ~WordPressパーマリンクの設定、Apache .htaccessの設定
 - WordPressテーマの選定
 - ~テーマ追加の特徴フィルターの項目、テンプレートキング
 - WordPressで画像のアップロード、サイズ調整、リンクを設定
 - ~アップロード画像の画像サイズ、サムネイル、画像編集、リンク設定
 
- 更新可能なRPMパッケージのリストをメールで送信する
 - ~yumコマンド、Bashスクリプト、Cron
 - Linuxでディスク使用量が多いディレクトリを調べる方法(1)
 - ~du --max-depth
 - Linuxでディスク使用量が多いディレクトリを調べる方法(2)
 - ~duコマンド、sortコマンド
 - WordPressデータベースのバックアップとリストア
 - ~コマンドラインでバックアップ、リストア
 - WordPressのバージョンアップと旧バージョンへの戻し
 - ~データベースとディレクトリのバックアップ、リストア
 - BashスクリプトでWordPressデータベースを自動バックアップ
 - ~MySQLデータベースをBash、Cronを使って自動バックアップ、メール通知
 - BashスクリプトでDos攻撃など大量アクセスのログを検知
 - ~Apacheアクセスログ、Dos、Cron、メール通知
 
テーマ作成
 
- ブートストラップ3を使って自作テーマ作成
          
- (1)全体概要
 - (2)ブートストラップのサンプルを使ってindex.phpを作成
 - (3)header.php、sidebar.php、footer.php、index.phpのテンプレートファイル作成
 - (4)JavaScriptインクルードの設定
 - (5)投稿本文表示用のテンプレートファイルを作成
 - (6)単一投稿用(single.php)のテンプレートファイル作成
 - (7)固定ページ用(page.php)のテンプレートファイル作成
 - (8)検索結果表示用(search.php)のテンプレートファイル作成
 - (9)アーカイブ表示用(archive.php)のテンプレートファイル作成
 - (10)カテゴリー表示用(category.php)のテンプレートファイル作成
 - (11)WordPressのメニュー画面でナビゲーションメニューを設定
 - (12)サイトタイトル、キャッチフレーズを表示できるようにheader.phpを修正
 - (13)カスタムヘッダー画像を使えるようにheader.phpを修正
 - (14)404.phpテンプレートファイルを作成
 - (15)記事タイトル部分のCSS設定
 - (16)記事メタデータ部分のCSS設定
 - (17)記事本文部分のCSS設定
 - (18)前後のページへのリンクのCSS設定
 - (19)前後の投稿へのリンクのCSS設定
 - (20)コメント投稿フォーム、コメント表示部のCSS設定
 - (21)ウィジェット部のCSS設定
 - (22)アーカイブページのCSS設定
 - (23)画面を左右にスライドさせるボタンのCSS設定
 
 - ~Bootstrap3、自作テーマ作成、TwentyFourteen
 - Bootstrapのフリーのテーマを使ってデザインを簡単にカスタマイズ
 - ~Bootstrap3のスタイルをカスタマイズ
 - 簡単なショートコードを作ってみる
 - ~ショートコードの作り方
 - ショートコードを使って関連記事のリンクを自動で挿入
 - ~ショートコードの簡単なサンプル
 - ショートコードを使ってディレクトリ内のファイル名を取得し、投稿内にリンクを挿入
 - ~カスタムフィールド利用、PHPで日本語文字列検索などのコーディング
 - WordPress投稿内でAngularJSを使用
 - ~AngularJS、Bootstrap、アコーディオン
 - Bootstrap3で作成したナビゲーションメニューをAngularJSに変更
 - ~AngularJS、Bootstrap、自作テーマheder.php
 - WordPressでAngularJSを使ったGoogleマップを使えるようにする
 - ~AngularJSを使って投稿内にGoogleマップ
 
WordPresssショートコード
AJAX、AngularJSなどその他応用
- Ruby on Rails(他サイト)
 - ~構築、CMS、Bootstrap、AngularJS
 
- 
インストール、設定全般、運用
 - Apacheのインストール
 - Apache初期設定確認
 - Apacheの静的、DSOモジュールの確認、インストール方法
 - Apacheでconf.dディレクトリ内の設定ファイルのインクルードに注意
 - Apacheのhttpdサービスの使用方法
 - WordPressパーマリンク設定時のApache設定
 - Apache mod_rewriteの仕組み、設定方法、動作確認
 - Apacheで特定の拡張子を含むリクエストをログ対象から外す
 - CentOS Stream9でApache、PHPを設定する際の注意点
 - ApacheのTraceメソッドを無効にする
 - ヘッダーにApacheバージョンが表示されないようにする
 - PHPのバージョン情報とApacheの設定
 - Apacheでディレクトリ内一覧表示を無効にする
 - Apacheで不要なモジュールはロードしない
  
- Apacheで不要なモジュールはロードしない(1)ベーシック認証と認証プロバイダ
 - Apacheで不要なモジュールはロードしない(2)ダイジェスト認証
 - Apacheで不要なモジュールはロードしない(3)mod_rewrite、LDAP、WebDAV
 - Apacheで不要なモジュールはロードしない(4)Server Side Includes
 - Apacheで不要なモジュールはロードしない(5)mod_mime_magic
 - Apacheで不要なモジュールはロードしない(6)mod_info、mod_status
 - Apacheで不要なモジュールはロードしない(7)mod_speling、mod_userdir
 - Apacheで不要なモジュールはロードしない(8)プロキシ関連のモジュール
 - Apacheで不要なモジュールはロードしない(9)キャッシュ関連のモジュール
 - Apacheで不要なモジュールはロードしない(10)CGI関連のモジュール
 - Apacheで不要なモジュールはロードしない(11)フィルター、expires、圧縮のモジュール
 
 - Apacheでディレクトリへのアクセスを制限する設定方法
 - Apacheベーシック認証の設定手順とセキュリティ上の注意
 - Apacheで使用できるHTTPメソッドを制限する
 - FIPS140-2とApacheのmod_nss
 - Apacheにおける自己証明書作成手順
 - ApacheにおけるSSL証明書インストール手順
 - DoS攻撃からWebサーバーを保護するApacheモジュール
 - Apacheに関するLinux側のセキュリティ設定(パーミッション、iptables、chroot)
 - Modsecurityの概要と特徴
 - Modsecurityのインストール方法
 - modsecurityの設定方法と設定例
 - Apacheのパフォーマンスに影響を与えるOS、ハードウェアの要素、注意点
 - ApacheのMPMの概要とチューニング
 - ApacheのMaxClientsのチューニングとListenBacklog
 - HostnameLookupsを有効にして名前解決を行う場合のApacheパフォーマンスに与える影響
 - FollowSymLinks、SymLinksIfOwnerMatchの設定とApacheのパフォーマンス
 - AllowOverrideの設定とApacheのパフォーマンス
 - コンテントネゴシエーションの設定とApacheのパフォーマンス
 - Apacheのプロセス生成とパフォーマンスに与える影響
 
セキュリティ
パフォーマンス