VPSサーバーをレンタルして利用する上ではリスクはないかもしれませんが、一般的な知識として設定方法を確認しました。
下記資料を参考にしました。
NSA(National Security Agency)の『Guide to the Secure Configuration of Red Hat Enterprise Linux 5』
1)設定方法
“/etc/securetty”ファイルにどのインタフェースがrootログイン可能か指定します。
●設定ファイル内に指定する項目
○console
・プライマリのシステムコンソールデバイス
○tty1、tty2・・・
・仮想コンソールデバイス
VPSサーバーの管理画面からシリアル接続する際はこのデバイスが使用されていました。
○vc/1、vc/2・・・
・必要に応じて指定する。
今は使われていない仮想コンソールのようですが、後方互換性のため残しておくことがあるようです。
○ttyS0、ttyS1
・シリアルコンソール。
・必要に応じて設定する。
2)rootログインに対する推奨設定
・直接rootでログインするのは、緊急時のみにする。
・通常時は非特権アカウントでログインし、suやsudoを使ってシステムコマンドを実行するようにする。
・監査ログで作業内容を追跡する意味でも、ユーザー毎に専用のアカウントでログインする事が推奨される。
・rootアカウントに対するパスワード推測不正侵入のリスクを減少させる意味でも有効
・sshなどネットワーク経由のrootログインは禁止する。 関連記事の目次
-
OpenSSH
- レンタルサーバー(VPS)にSSHでログイン
- VPS(レンタル)サーバー上のssh初期設定確認
- SSH接続の仕組み
- OpenSSHの設定ファイル
- OpenSSHの設定をよりセキュアに
- CentOS Stream9のSSH設定(OpenSSH)
- WinSCPを使ってファイル転送
ネットワーク、ポート番号
rpmパッケージ、サービス
パーミッション
ログイン、認証、パスワード、アカウント制御
auditdでシステム監査
ツール
トラブルシューティング
-
ネットワーク、ポート番号
- iptablesを使ってCentOSのファイアウォール設定
- CentOS6のTCPラッパーの概要と設定方法
- nmapでオープンしているポート番号とバージョンを確認
- yumコマンドで最新のパッケージにアップデート
- 更新可能なRPMパッケージのリストをメールで送信する
- CentOSで不要なサービスは起動しないようにする
- RPMパッケージのインテグリティチェック
- cronで使用するファイルのパーミッション設定
- CentOSのumaskの設定
- ユーザーホームディレクトリ内の権限設定をセキュアにする
- CentOSのパスワードファイルのパーミッション設定
- findコマンドでファイル書込権限をいっせいにチェック
- findコマンドでセットユーザ(グループ)IDが不要にセットされていないかチェック
- findコマンドで所有者、グループが存在しないファイルを抽出
- ログイン時などに表示されるシステムバナーを変更するには?
- CentOSのユーザーアカウントのパスワードポリシーを設定
- pam_cracklibモジュールでパスワードポリシーを設定
- pam_unix.soモジュールを使って過去のパスワード再使用を制限する
- システムコンソールでのrootログインを制限する方法
- suコマンドによるrootへのスイッチを制限する
- root権限でのコマンド実行、sudoだと監査ログが取得できる
- デーモン用アカウントなどに対しシェルを使用を無効にする
- パスワード認証を失敗時にアカウントをロックアウトする設定
- rootアカウントのPATH環境変数のセキュリティについて
- NTPのセキュリティを考慮した設定
- セキュリティを考慮してX Windowsを設定または削除する方法
- ファイルの改ざん対策用にTripwireを導入
- CentOSにホスト型侵入検知ソフトAIDE(Advanced Intrusion Detection Environment)を導入
- アイドルのシェルを自動で強制終了させるには?
- CentOSでコアダンプを無効にする方法
- Linuxのbash脆弱性CVE-2014-6271、Shellshockを修整
- CentOSでバッファーオーバーフロー脆弱性に対する防御機能が有効になっているか確認する
yum、rpmパッケージ、サービス
パーミッション
ログイン、認証、パスワード、アカウント制御
ツール
トラブルシューティング