qmailのログ確認方法についてまとめました。
qmail-send(配送)、qmail-smtpd、qmail-pop3dはdaemontoolsで起動、監視、ログ管理しています。qmail-send(配送)のログは下記のように設定しています。
※目次をクリックすると目次の下部にコンテンツが表示されます。
qmail-send(配送)のログ設定
# vi /var/qmail/services/qmail/log/run
(ファイルの中身)
#!/bin/sh
exec /usr/local/bin/setuidgid qmaill /usr/local/bin/multilog t /var/log/qmail
qmail-smtpd、qmail-pop3dについても同様で、下記ファイルにログを出力するように設定しています。
/var/log/qmail
/var/log/smtpd
/var/log/pop3d
(ファイルの中身)
#!/bin/sh
exec /usr/local/bin/setuidgid qmaill /usr/local/bin/multilog t /var/log/qmail
qmail-smtpd、qmail-pop3dについても同様で、下記ファイルにログを出力するように設定しています。
/var/log/qmail
/var/log/smtpd
/var/log/pop3d
ログの閲覧方法
qmail-sendの場合を例に示します。
# cd /var/log/qmail
# ls
@400000005221ba0530e60b24.s @400000005227766206da95d4.s
@400000005222aef12f62beb4.s @4000000052286da5159a0d5c.s
@4000000052239f2d25f01ad4.s @40000000522963bd206cc224.s
@400000005224967136c3b4ec.s current
@4000000052258c8a054e0e1c.s lock
@40000000522682a202244954.s state
下記のようにcurrentファイルを通常のように表示するとタイムスタンプが読める形で出力されません。
# tail current
@4000000052296bf20e87f68c delivery 632: success: did_1+0+0/
@4000000052296bf20e87fe5c status: local 0/8 remote 0/15
@4000000052296bf20e87fe5c end msg 918948
:
下記のように”tai64nlocal”というツールを使って表示します。
# tai64nlocal < current | tail 2013-09-06 14:50:11.473366500 delivery 633: success: did_1+0+0/ 2013-09-06 14:50:11.473368500 status: local 0/8 remote 0/15 2013-09-06 14:50:11.473368500 end msg 918948 :
# cd /var/log/qmail
# ls
@400000005221ba0530e60b24.s @400000005227766206da95d4.s
@400000005222aef12f62beb4.s @4000000052286da5159a0d5c.s
@4000000052239f2d25f01ad4.s @40000000522963bd206cc224.s
@400000005224967136c3b4ec.s current
@4000000052258c8a054e0e1c.s lock
@40000000522682a202244954.s state
下記のようにcurrentファイルを通常のように表示するとタイムスタンプが読める形で出力されません。
# tail current
@4000000052296bf20e87f68c delivery 632: success: did_1+0+0/
@4000000052296bf20e87fe5c status: local 0/8 remote 0/15
@4000000052296bf20e87fe5c end msg 918948
:
下記のように”tai64nlocal”というツールを使って表示します。
# tai64nlocal < current | tail 2013-09-06 14:50:11.473366500 delivery 633: success: did_1+0+0/ 2013-09-06 14:50:11.473368500 status: local 0/8 remote 0/15 2013-09-06 14:50:11.473368500 end msg 918948 :
-
notqmailの構築
- CentOS Stream9にnotqmailを構築
- お名前.comでメールサーバー関連のDNS設定
- qmailをインストールし、SMTPサーバ構築
- qmailでPOPサーバ構築
- daemontoolsでqmailのプロセスとログの管理を行う
- qmailの制御スクリプトを作成
- qmailの各コマンド、プロセスについてまとめました
- 特定の送信元メールアドレスを拒否
- 受信メッセージのサイズを制限
- サブドメインなど複数のドメイン名でメール受信できるようにする
- デフォルト設定を含めた設定一覧をコマンドで表示
- メールアドレスのユーザー部のエイリアス設定
- ユーザーへメールアドレスを追加割り当てする方法
- 拡張アドレスを使って簡単にメールアドレスを追加割り当て
- 自端末からVPSサーバー上のメールサーバー経由(SMTPリレー)でメールを送信
- qmail pop before smtpを使って自ドメインのメール送信
- 最大接続数の設定
- バウンスメール(リターンメール、エラーメール)の設定
- キューの設定とキューの管理
- タイムアウト設定
- ユーザー単位に配送タイプ(mbox、maildir)を指定
- .qmailファイルを使ってユーザー単位に配送制御
- 拡張アドレスを使ってメールアドレス割当て追加
- qmailのログの確認方法
- qmailでmaildir形式のメールボックスをmbox形式へ変換するには?
- /var/qmail/aliasのディスク使用量が増加、大量メールの削除方法
- yumによるpostfixのアップデート後、qmailのメール送信ができなくなる
qmailサーバーの構築
qmailの設定
qmailの運用