qmailの設定、管理方法についてまとめました。
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キューのライフタイムの設定
一時的に配信できなかったメッセージをキューに保持する最大の時間(キューのライフタイム)の設定方法を確認します。
1)設定方法
/var/qmail/control/ディレクトリ内に”queuelifetime”ファイルを作成し、時間を秒単位で記述します。
・デフォルト値は、1週間です。
・この時間を過ぎると、最後の配送処理を試みて配信できなかった場合は、”一時的”ではなく、”永久に”配信できなかったメッセージとしてバウンスメールとして送り返されるようです。
2)設定例と動作確認
(設定例)
1)設定方法
/var/qmail/control/ディレクトリ内に”queuelifetime”ファイルを作成し、時間を秒単位で記述します。
・デフォルト値は、1週間です。
・この時間を過ぎると、最後の配送処理を試みて配信できなかった場合は、”一時的”ではなく、”永久に”配信できなかったメッセージとしてバウンスメールとして送り返されるようです。
2)設定例と動作確認
(設定例)
# vi /var/qmail/control/queuelifetime 432000
上記は、5日間として設定した場合です。
(動作確認)
正しく設定されたか”qmail-showctl”で確認します。
# /var/qmail/bin/qmail-showctl | grep queuelifetime queuelifetime: Message lifetime in the queue is 432000 seconds.
正しく設定されているようです。
キューのステータス確認
1)qmailでのキューの位置づけ
・qmailが配送するメッセージは、すべてキューを経由する。
・メッセージ紛失しないことをキューが担っている。
・一時的な配送不可時には、一時的にキューに保持し再送する。
・キュー(/var/qmail/queue)は、セキュリティとプライバシーの観点からrootとqmailユーザーのみがアクセスできる。
2)キューのステータス確認方法
“qmail-qstat”コマンドを使用します。
(実行例)
・qmailが配送するメッセージは、すべてキューを経由する。
・メッセージ紛失しないことをキューが担っている。
・一時的な配送不可時には、一時的にキューに保持し再送する。
・キュー(/var/qmail/queue)は、セキュリティとプライバシーの観点からrootとqmailユーザーのみがアクセスできる。
2)キューのステータス確認方法
“qmail-qstat”コマンドを使用します。
(実行例)
# ./qmail-qstat messages in queue: 0 messages in queue but not yet preprocessed: 0
・メールの処理量が多い場合は、下記のように1行目が0以上になっている場合があります。
messages in queue: 15 messages in queue but not yet preprocessed: 0
2行目が0なので、qmail-sendによる前処理は終了していて、すべての受信者に対する配送が終わっていない段階。
・qmail-sendが停止していたり、うまく動作していない場合は、下記のように2行目も0以上になる。
messages in queue: 15 messages in queue but not yet preprocessed: 15
キュー内のメッセージを確認
1)確認方法
・qmail-qreadは、キュー内のすべてのメッセージを確認し、日時、、送信元アドレス、キューID、受信アドレス、ステータスなどの情報を表示する。
・qmail-qreadは、rootユーザーかqmailユーザーで実行する必要がある。
2)実行例
・qmail-qreadは、キュー内のすべてのメッセージを確認し、日時、、送信元アドレス、キューID、受信アドレス、ステータスなどの情報を表示する。
・qmail-qreadは、rootユーザーかqmailユーザーで実行する必要がある。
2)実行例
# ./qmail-qread 9 Apr 2013 23:26:11 GMT #928626 232local rails-ss@example.com 9 Apr 2013 23:26:11 GMT #928623 232 local rails-ss@example.com
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