しばらく使用していなかったCentOS5環境でyum updateを行ったらNot Foundのエラーが発生し、リポジトリに接続出来ませんでした。その時行った対応方法について備忘としてまとめました。
かなり場当たり的な対応で、正しい方法か分かりませんが実際に行った操作内容を記載します。
1)HTTP Error 404: Not Foundのエラー発生
# yum update : http://ftp.riken.jp/Linux/centos/5.10/os/i386/CentOS/libxml2-devel-2.6.26-2.1.2.8.el5_5.1.i386.rpm: [Errno 14] HTTP Error 404: Not Found Trying other mirror.
2)yum clean allを実施
あまり深く考えずに、リポジトリあるいはyumのデータベースが壊れているのかと思い、yum clean allを実行すると、別のエラーが発生しました。
# yum clean all Loading "installonlyn" plugin Cleaning up Everything # yum update Loading "installonlyn" plugin Setting up Update Process Setting up repositories http://directory.fedoraproject.org/yum/idmcommon/fedora/6/i386/RPMS/repodata/repomd.xml: [Errno 14] HTTP Error 404: Not Found Trying other mirror. Error: Cannot open/read repomd.xml file for repository: idmcommon
3)idmcommon.repoをリネーム
リポジトリディレクトリの/etc/yum.repos.d/内を見ると下記ファイルがありました。
CentOS-Base.repo CentOS-Media.repo dirsrv.repo idmcommon.repo
よく仕組みが分からないのですが2)実施時のエラーを見るとidmcommon.repoのリポジトリを見に行ってしまっているようです。
このリポジトリを見に行かないようにする設定の仕方が分からなかったのでとりあえず、ファイル名をリネームしてみました。
4)dirsrv.repoをリネーム
今度は、dirsrv.repoを見に行ってエラーになっているようなので、これもファイル名をリネームしました。
# yum update Loading "installonlyn" plugin Setting up Update Process Setting up repositories http://directory.fedoraproject.org/yum/dirsrv/fedora/6/noarch/RPMS/repodata/repomd.xml: [Errno 14] HTTP Error 404: Not Found Trying other mirror. Error: Cannot open/read repomd.xml file for repository: dirsrv-noarch
5)CentOS-Base.repoの”mirrorlist”をコメントアウトし、baseurlのコメントを削除
下記のようにミラーリストを無効にし、ベースURLを有効にするよう変更してみました。
[base] name=CentOS-$releasever - Base #mirrorlist=http://mirrorlist.centos.org/?release=$releasever&arch=$basearch&rep o=os baseurl=http://mirror.centos.org/centos/$releasever/os/$basearch/ : #released updates [updates] name=CentOS-$releasever - Updates #mirrorlist=http://mirrorlist.centos.org/?release=$releasever&arch=$basearch&rep o=updates baseurl=http://mirror.centos.org/centos/$releasever/updates/$basearch/
この設定変更によってyum updateが実行できるようになりました。
関連記事の目次-
dnfコマンド
- CentOS Stream9のパッケージ管理(dnfコマンド)
- RPMコマンドで既存サービスの確認
- RPMパッケージであるセキュリティバグが修正済みがRPMコマンドで確認する
- RPMパッケージのマニュアルを探す
- インストール(アップデート)日時順にRPMパッケージ一覧を表示
- インストールせずにRPMパッケージ内から特定のファイルを抽出
- “yum list”コマンドでパッケージのリスト、バージョンを確認
- 過去に実施したyumの履歴を確認する
- yumコマンドで最新のパッケージにアップデート
- CentOSでrpmパッケージ更新後の適用
- RPMパッケージを個別に入手し、yumコマンドで依存性を解決しながらインストール
- yumでグループ単位にパッケージをインストール
- yum.confのmainセクションの設定方法
- yumのプラグインに関する設定
- CentOS5.10環境のyumでepelのリポジトリを使用する
- CentOS6環境のyumでepelのリポジトリを使用する
- CentOS5環境のyum updateでNot Foundのエラーが発生した場合
- CentOS6.10でSoftware collections(SCL)導入時に発生したエラーに対する対応
- CentOS6.10でremoving mirrorlist、YumRepo Errorが発生した場合の対応
- Linuxで「~のファイルが無い」とか「~のコマンドが無い」でインストールが失敗した場合
- LinuxのRPMパッケージ内のファイルのパーミッション、オーナーの設定を元に戻したい場合
- yumでインストール済みのパッケージを元に戻す
- /var/tmpディレクトリにyumのキャッシュ、キャッシュの削除方法
- 更新可能なRPMパッケージのリストをメールで送信する
rpmコマンド
yumコマンド 表示、確認
yumコマンド インストール、アップデート
yumコマンド 設定、リポジトリ
yumコマンド トラブル対応
運用、その他
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