公開しているブログやWebサイトのWebアクセス解析は、今まで無料のサービス提供サイト上に登録して行っていました。
無料なのでやむを得ないのですが、広告のポップアップが表示されて使いづらかったり、使用できる分析項目も限られていました。
オープンソースで解析項目をカスタマイズできたり、ログも自分で保持できるソフトウェアが無いかと探していたところPiwikというソフトがありました。
仕様を見てみると、Webサーバーやデータベースのあるサーバー環境にPiwikを導入し、ブラウザでアクセスログ解析の画面にアクセスするという形式です。WordPressをインストールする構成と同じです。
自分のサーバー上にインストールするのでログも自サーバーに保持できます。
WordPressを運用するためにすでにVPS(レンタル)サーバーを使用していますので、そのVPSサーバー上に導入できそうです。
以下、Piwikのバージョン1.11.1の場合を例に示します。インストール作業に進みます。WordPressのインストール手順と似ていますので分かり易いと思います。
※目次をクリックすると目次の下部にコンテンツが表示されます。
インストール要件の確認
http://piwik.org/docs/requirements/
・Apache、Nginx、IISなどのWebサーバー
・PHP5.1.3以上。(PHP5.3以上推奨)
・MySQL4.1以上。
私が使用しているVPSサーバーの環境は、WordPressをインストール際に下記環境を構築しています。
PHP5.3.3-14、mysql5.1.67、Apache2.2.15なので要件は満たしています。WordPressと共存させても問題なさそうです。
・Apache、Nginx、IISなどのWebサーバー
・PHP5.1.3以上。(PHP5.3以上推奨)
・MySQL4.1以上。
私が使用しているVPSサーバーの環境は、WordPressをインストール際に下記環境を構築しています。
PHP5.3.3-14、mysql5.1.67、Apache2.2.15なので要件は満たしています。WordPressと共存させても問題なさそうです。
piwik用のデータベース作成
管理人は、下記のようにデータベースを作成しました。
WordPress用のデータベース作成と同じ手順です。
データベース名:piwik
ユーザー名:piwik
$ mysql -u root -p
Enter password:
Welcome to the MySQL monitor.
mysql> CREATE DATABASE piwik;
mysql> CREATE USER ‘piwik’@’localhost’ IDENTIFIED BY ‘xxx’;
mysql> GRANT ALL PRIVILEGES ON piwik.* TO ‘piwik’@’localhost’ WITH GRANT OPTION;
WordPress用のデータベース作成と同じ手順です。
データベース名:piwik
ユーザー名:piwik
$ mysql -u root -p
Enter password:
Welcome to the MySQL monitor.
mysql> CREATE DATABASE piwik;
mysql> CREATE USER ‘piwik’@’localhost’ IDENTIFIED BY ‘xxx’;
mysql> GRANT ALL PRIVILEGES ON piwik.* TO ‘piwik’@’localhost’ WITH GRANT OPTION;
Piwikをインストール
1)公式サイトからPiwik最新版をダウンロード
2)VPSサーバのApacheのドキュメントルートフォルダにアップロード
3)ブラウザからpiwikをアップロードしたパスにアクセス
http://example.org/piwik
4)ブラウザ上で画面の指示に従ってインストール
①「Piwik couldn’t write to some directories」のコメント
ディレクトリに書込み権限がないようなので、下記のようにディレクトリの作成、権限設定を行いました。
(2013年10月7日)その後、セキュリティの観点から下記記事のように変更しています。
Piwikディレクトリのパーミッションをセキュアに
mkdir /var/www/piwik/tmp
mkdir /var/www/piwik/tmp/templates_c/
mkdir /var/www/piwik/tmp/cache/
mkdir /var/www/piwik/tmp/assets/
mkdir /var/www/piwik/tmp/tcpdf/
chmod -R 0755 /var/www/piwik/tmp
chmod -R 0755 /var/www/piwik/tmp/templates_c/
chmod -R 0755 /var/www/piwik/tmp/cache/
chmod -R 0755 /var/www/piwik/tmp/assets/
chmod -R 0755 /var/www/piwik/tmp/tcpdf/
chown -R apache:apache /var/www/mon/piwik
②ブラウザリロード、「ようこそ」画面
③システムの確認
いくつか警告表示がありましたが、とりあえずそのままにして進みました。
・GD>2.x(グラフィック)
スパークライン(小さなグラフ)は動作しません。
・mbstring
mbstringエクステンションは、コンマ区切りの値やタブ区切りの値を使用するAPIレスポンスのマルチバイト文字用に必要。It is also required for the GeoIP integration to work
・その他のエクステンション
dom
“dom”エクステンションを有効にする必要があります。(例えば”php-dom”と”php-xml”パッケージのどちらかあるいは両方をインストールする必要あり。
④データベースのセットアップ
事前に作成したデータベース情報入力
⑤スーパーユーザー
スーパーユーザーのアカウント情報を設定
⑥ウェブサイトのセットアップ
アクセス解析するWebサイトの情報を入力
⑦JavaScriptトラッキングタグ発行
アクセス解析するサイトのページに貼り付けるトラッキングタグが発行されます。
インストール後に、管理画面上でもトラッキングタグを取得できます。
⑧終了
5)Piwik管理画面にログイン
http://example.org/piwik
6)⑤で作成したユーザーでログインします。
6)管理画面の例
分析中のサイトのトップ画面です。
複数のサイトを登録する事も簡単にできます。全分析サイトの一覧を表示する事ができますので、全サイトの概要を簡単に把握する事ができます。
2)VPSサーバのApacheのドキュメントルートフォルダにアップロード
3)ブラウザからpiwikをアップロードしたパスにアクセス
http://example.org/piwik
4)ブラウザ上で画面の指示に従ってインストール
①「Piwik couldn’t write to some directories」のコメント
ディレクトリに書込み権限がないようなので、下記のようにディレクトリの作成、権限設定を行いました。
(2013年10月7日)その後、セキュリティの観点から下記記事のように変更しています。
Piwikディレクトリのパーミッションをセキュアに
mkdir /var/www/piwik/tmp
mkdir /var/www/piwik/tmp/templates_c/
mkdir /var/www/piwik/tmp/cache/
mkdir /var/www/piwik/tmp/assets/
mkdir /var/www/piwik/tmp/tcpdf/
chmod -R 0755 /var/www/piwik/tmp
chmod -R 0755 /var/www/piwik/tmp/templates_c/
chmod -R 0755 /var/www/piwik/tmp/cache/
chmod -R 0755 /var/www/piwik/tmp/assets/
chmod -R 0755 /var/www/piwik/tmp/tcpdf/
chown -R apache:apache /var/www/mon/piwik
②ブラウザリロード、「ようこそ」画面
③システムの確認
いくつか警告表示がありましたが、とりあえずそのままにして進みました。
・GD>2.x(グラフィック)
スパークライン(小さなグラフ)は動作しません。
・mbstring
mbstringエクステンションは、コンマ区切りの値やタブ区切りの値を使用するAPIレスポンスのマルチバイト文字用に必要。It is also required for the GeoIP integration to work
・その他のエクステンション
dom
“dom”エクステンションを有効にする必要があります。(例えば”php-dom”と”php-xml”パッケージのどちらかあるいは両方をインストールする必要あり。
④データベースのセットアップ
事前に作成したデータベース情報入力
⑤スーパーユーザー
スーパーユーザーのアカウント情報を設定
⑥ウェブサイトのセットアップ
アクセス解析するWebサイトの情報を入力
⑦JavaScriptトラッキングタグ発行
アクセス解析するサイトのページに貼り付けるトラッキングタグが発行されます。
インストール後に、管理画面上でもトラッキングタグを取得できます。
⑧終了
5)Piwik管理画面にログイン
http://example.org/piwik
6)⑤で作成したユーザーでログインします。
6)管理画面の例
分析中のサイトのトップ画面です。
複数のサイトを登録する事も簡単にできます。全分析サイトの一覧を表示する事ができますので、全サイトの概要を簡単に把握する事ができます。
- Piwikをインストールしてアクセスログ解析
- Piwikで複数サイトをまとめてアクセス解析
- Piwikで自分が表示確認したアクセス記録を残さないようにする
- Piwikで定期的にアーカイブ処理を行いレスポンス応答向上
- Piwikディレクトリのパーミッションをセキュアに
- Piwikの自動アップデート方法
- Piwikへのアクセスを特定のIPアドレスに制限する
- Piwikでサイト内検索の状況を分析
- SecurityInfoプラグインを使ってPiwikサーバーのセキュリティをテスト
- PiwikでクライアントのIPアドレスを匿名化し、プライバシーを保護
- Piwikで古いログを自動で削除する
- ユーザーがPiwikによる追跡をオプトアウトにできるようにする
- ブラウザでトラッキング拒否の設定がされている場合、Piwikは追跡しない
- Piwikをインストールしてアクセスログ解析
- Piwikで複数サイトをまとめてアクセス解析
- Piwikで自分が表示確認したアクセス記録を残さないようにする
- Piwikで定期的にアーカイブ処理を行いレスポンス応答向上
- Piwikディレクトリのパーミッションをセキュアに
- Piwikの自動アップデート方法
- Piwikへのアクセスを特定のIPアドレスに制限する
- Piwikでサイト内検索の状況を分析
- SecurityInfoプラグインを使ってPiwikサーバーのセキュリティをテスト
- PiwikでクライアントのIPアドレスを匿名化し、プライバシーを保護
- Piwikで古いログを自動で削除する
- ユーザーがPiwikによる追跡をオプトアウトにできるようにする
- ブラウザでトラッキング拒否の設定がされている場合、Piwikは追跡しない