WordPressのアップデート方法の種類(手動、自動更新)、アップデート実施時の注意点についてまとめています。
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WordPressアップデートの注意点
1)推奨
・常に最新バージョンにアップデートするのが推奨。
・新しいバージョンが利用可能になると管理画面に更新メッセージが通知される。
2)アップデート方法の種類
●ワンクリックアップデート
・多くの利用者が使用する一般的で簡単な方法。
・問題が発生した場合の原因としては、ファイルシステムの権限に関わるものである場合が多い。
●手動アップデート
・ワンクリックアップデートが実施できなかった場合
・複数のバージョンをまたいで更新する場合の推奨
●自動更新
・バックグラウンドで自動更新
3)インストールファイルの所有者情報
〇既存:Webサーバー実行ユーザー、新ファイル:Webサーバー実行ユーザーの場合
・WordPressは、資格情報を確認せず、ファイルを直接変更する。
〇上記以外の場合(新しいファイルの所有者がFTPユーザーアカウント等の場合)
・WordPress は新しいファイルを直接作成しようとしない。
・接続資格情報を求めるダイアログ ボックスが表示される。
・更新を実行するには、そのFTPユーザーアカウントの接続資格情報を入力する必要がある。
4)動作確認、更新後の作業
・WordPressのバージョン5.0以降では、編集エディターがデフォルトで”Gutenberg(グーテンベルグ)”になっている。
・5.0以前のエディターに変更する場合は、”Classic Editor”をインストールし、有効にする。
・常に最新バージョンにアップデートするのが推奨。
・新しいバージョンが利用可能になると管理画面に更新メッセージが通知される。
2)アップデート方法の種類
●ワンクリックアップデート
・多くの利用者が使用する一般的で簡単な方法。
・問題が発生した場合の原因としては、ファイルシステムの権限に関わるものである場合が多い。
●手動アップデート
・ワンクリックアップデートが実施できなかった場合
・複数のバージョンをまたいで更新する場合の推奨
●自動更新
・バックグラウンドで自動更新
3)インストールファイルの所有者情報
〇既存:Webサーバー実行ユーザー、新ファイル:Webサーバー実行ユーザーの場合
・WordPressは、資格情報を確認せず、ファイルを直接変更する。
〇上記以外の場合(新しいファイルの所有者がFTPユーザーアカウント等の場合)
・WordPress は新しいファイルを直接作成しようとしない。
・接続資格情報を求めるダイアログ ボックスが表示される。
・更新を実行するには、そのFTPユーザーアカウントの接続資格情報を入力する必要がある。
4)動作確認、更新後の作業
・WordPressのバージョン5.0以降では、編集エディターがデフォルトで”Gutenberg(グーテンベルグ)”になっている。
・5.0以前のエディターに変更する場合は、”Classic Editor”をインストールし、有効にする。
バックグラウンドでの自動更新
1)概要
・3.7以降では、マイナーアップデートやセキュリティアップデートはバックグラウンドで自動で更新することができる。(3.7から3.71などへの更新)
・メジャーバージョンへのアップデートは、ワンクリックアップデートや手動アップデートが必要。
・アップデートの対象は、コア、プラグイン、テーマ、transrationファイルの4種類。
2)設定例
●設定ファイル
・wp-config.phpに設定。
①4種類のすべてのアップデートを無効にする場合
define( ‘AUTOMATIC_UPDATER_DISABLED’, true );
②コアのメジャー、マイナー、開発バージョン単位に設定
・マイナー、開発版を含むすべてのコアをアップデート
define( ‘WP_AUTO_UPDATE_CORE’, true );
・すべてのコアのアップデートを無効
define( ‘WP_AUTO_UPDATE_CORE’, false );
・マイナーアップデートのみを対象(デフォルト)
define( ‘WP_AUTO_UPDATE_CORE’, ‘minor’ );
詳細はオンラインサイトのページ参照
・3.7以降では、マイナーアップデートやセキュリティアップデートはバックグラウンドで自動で更新することができる。(3.7から3.71などへの更新)
・メジャーバージョンへのアップデートは、ワンクリックアップデートや手動アップデートが必要。
・アップデートの対象は、コア、プラグイン、テーマ、transrationファイルの4種類。
2)設定例
●設定ファイル
・wp-config.phpに設定。
①4種類のすべてのアップデートを無効にする場合
define( ‘AUTOMATIC_UPDATER_DISABLED’, true );
②コアのメジャー、マイナー、開発バージョン単位に設定
・マイナー、開発版を含むすべてのコアをアップデート
define( ‘WP_AUTO_UPDATE_CORE’, true );
・すべてのコアのアップデートを無効
define( ‘WP_AUTO_UPDATE_CORE’, false );
・マイナーアップデートのみを対象(デフォルト)
define( ‘WP_AUTO_UPDATE_CORE’, ‘minor’ );
詳細はオンラインサイトのページ参照
手動アップデート手順の概要
1)WordPressファイルの置き換え
①WordPressファイルを入手、解凍
〇CentOSでの実施例
tar -xzvf /data/work/wordpress-6.4.2-ja.tar.gz
②プラグインを無効化
③Webサーバー上のwp-includes、wp-adminディレクトリを削除
〇CentOSでの実施例
rm -rf /var/www/html/sample/wp-includes
rm -rf /var/www/html/sample/wp-admin
④新しいwp-includes、wp-adminディレクトリをアップロード
⑤新しいwp-contentフォルダー内の個々のファイルを既存のwp-contentディレクトリー内にアップロードし、既存のファイルを上書きコピー
・既存のwp-contentディレクトリ内のディレクトリやファイルを削除してはいけない。
・既存のテーマやプラグインはそのまま維持されるが、”default”テーマや”classic”テーマをリネームせずにカスタマイズして利用していた場合は上書きされてしまうので注意する。
〇CentOSでの実施例
\cp -Rpf /data/work/wp-content /var/www/html/sample
※先頭の”\”:上書き時に確認メッセージを表示するオプション(iオプション)がエイリアス設定されているため、一時的にエイリアスを無効にする
⑥上記以外のファイルをアップロード
〇CentOSでの実施例
\cp -pf /data/work/wordpress/*.php /var/www/html/sample
\cp -pf /data/work/wordpress/*.txt /var/www/html/sample
\cp -pf /data/work/wordpress/*.html /var/www/html/sample
⑦wp-config.phpファイルを設定
・新しいwp-config-sample.phpの中身と既存のwp-config.phpの中身を比較し、適宜wp-config.phpファイルを設定する。
⑧ディレクトリ・ファイルの所有者、権限を適宜変更
〇CentOSでの実施例
find /var/www/html/sample -type d -exec chmod 750 {} \;
find /var/www/html/sample -type f -exec chmod 640 {} \;
chown -R sampleuser:apache /var/www/html/sample/
find /var/www/html/sample/ -name .htaccess -exec chmod 660 {} \;
find /var/www/html/sample/ -type d -name wp-content -exec chmod 770 {} \;
2).maintenanceファイルを削除する
・自動アップデートが失敗した後に手動アップデートを実施する場合は、WordPressディレクトリ内にある.maintenanceファイルを削除する
3)アップデートを実行
①WordPressのadminページにアクセス
http://example.com/wordpress/wp-admin
(ブログのURLがhttp://example.com/wordpressの場合)
②WordPressがデータベースの更新が必要かチェック、必要な場合は指示に従ってデータベースの更新を実施
・データベースの更新が必要な場合、以下のようなリンクを指示するので実行する。
http://example.com/wordpress/wp-admin/upgrade.php
・データベース更新後、プラグインを再度アクティベイトする。
③キャッシュをクリアする
・キャッシュを有効にしている場合は、この時点でキャッシュをクリアして、変更がすぐに反映するようにする。
・キャッシュクリアしない場合、サイトの訪問者には引き続き古いバージョンが表示されてしまう (キャッシュが更新されるまで)。
・アップデート完了後のブラウザからの動作確認時に問題が発生した場合、ブラウザのクッキーをクリアしてみる。
①WordPressファイルを入手、解凍
〇CentOSでの実施例
tar -xzvf /data/work/wordpress-6.4.2-ja.tar.gz
②プラグインを無効化
③Webサーバー上のwp-includes、wp-adminディレクトリを削除
〇CentOSでの実施例
rm -rf /var/www/html/sample/wp-includes
rm -rf /var/www/html/sample/wp-admin
④新しいwp-includes、wp-adminディレクトリをアップロード
⑤新しいwp-contentフォルダー内の個々のファイルを既存のwp-contentディレクトリー内にアップロードし、既存のファイルを上書きコピー
・既存のwp-contentディレクトリ内のディレクトリやファイルを削除してはいけない。
・既存のテーマやプラグインはそのまま維持されるが、”default”テーマや”classic”テーマをリネームせずにカスタマイズして利用していた場合は上書きされてしまうので注意する。
〇CentOSでの実施例
\cp -Rpf /data/work/wp-content /var/www/html/sample
※先頭の”\”:上書き時に確認メッセージを表示するオプション(iオプション)がエイリアス設定されているため、一時的にエイリアスを無効にする
⑥上記以外のファイルをアップロード
〇CentOSでの実施例
\cp -pf /data/work/wordpress/*.php /var/www/html/sample
\cp -pf /data/work/wordpress/*.txt /var/www/html/sample
\cp -pf /data/work/wordpress/*.html /var/www/html/sample
⑦wp-config.phpファイルを設定
・新しいwp-config-sample.phpの中身と既存のwp-config.phpの中身を比較し、適宜wp-config.phpファイルを設定する。
⑧ディレクトリ・ファイルの所有者、権限を適宜変更
〇CentOSでの実施例
find /var/www/html/sample -type d -exec chmod 750 {} \;
find /var/www/html/sample -type f -exec chmod 640 {} \;
chown -R sampleuser:apache /var/www/html/sample/
find /var/www/html/sample/ -name .htaccess -exec chmod 660 {} \;
find /var/www/html/sample/ -type d -name wp-content -exec chmod 770 {} \;
2).maintenanceファイルを削除する
・自動アップデートが失敗した後に手動アップデートを実施する場合は、WordPressディレクトリ内にある.maintenanceファイルを削除する
3)アップデートを実行
①WordPressのadminページにアクセス
http://example.com/wordpress/wp-admin
(ブログのURLがhttp://example.com/wordpressの場合)
②WordPressがデータベースの更新が必要かチェック、必要な場合は指示に従ってデータベースの更新を実施
・データベースの更新が必要な場合、以下のようなリンクを指示するので実行する。
http://example.com/wordpress/wp-admin/upgrade.php
・データベース更新後、プラグインを再度アクティベイトする。
③キャッシュをクリアする
・キャッシュを有効にしている場合は、この時点でキャッシュをクリアして、変更がすぐに反映するようにする。
・キャッシュクリアしない場合、サイトの訪問者には引き続き古いバージョンが表示されてしまう (キャッシュが更新されるまで)。
・アップデート完了後のブラウザからの動作確認時に問題が発生した場合、ブラウザのクッキーをクリアしてみる。
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