KAGOYA CLOUD VPSの概要

お名前.comのVPSでLinuxサーバーの運用をしていましたが、2024年2月にKAGOYA CLOUD VPSに移行しました。KAGOYA CLOUD VPSに移行する際に検討した内容、申込み手続き、申し込み後に実施したインスタンス作成についてメモ書きしました。

※目次をクリックすると目次の下部にコンテンツが表示されます。

VPSの移行検討、VPSの選定
(1)移行前の利用状況
 
●使用VPS環境、プラン
・プラン名:お名前.com VPS
・メモリ:2GB
・ディスク容量:200GB
・CPU:3コア
・IPアドレス:1個(IPv4)
・月額利用料金(税込み):1,446円、サービス維持調整費200円程度
・月額払いの支払い単位:月初からの月額単位の請求
・解約申込み:最短で翌月の末日から。
 
●利用状況
・OS:CentOS
・ディスク使用量:約40GB
 
(2)VPSの選定(2023年12月時点)
 
●希望のスペック
・メモリ:2GB
・ディスク容量:100GB
・IPアドレス:1個
・使用OS:CentOS Stream9
・月額利用料:1,400円以下
 
●Xserver VPS
・2GB・50GB:1,150円(1年契約の場合:900円)
・4GB・100GB:2,200円(1年契約の場合:1,800円)
 
●ConoHa VPS
・2GB・100GB:1,259円(2,033円、38%オフ)(1年契約の場合:561円、980円)
 更新時は2,033円になるかも?
 
●カゴヤVPS
・2GB・200GB:月額上限880円
・無料お試し期間:14日
 
●WebARENA Indigo Linux
・2GB・40GB:月額上限814円
・4GB・80GB:月額上限1,630円
 
●さくらのVPS
・2GB・100GB:1,738円(1年契約の場合:1,694円)
 
●ABLENET VPS
・1.5GB・100GB:1.476円(1年契約の場合:1,130円)
・2.5GB・200GB:2,167円(1年契約の場合:1,706円)
 
●ServersMan@VPS
・2GB・100GB:1,027円
※初期OSがCentOS7まで?
 
●ミライサーバー VPS
・2GB・150GB:1,540円(1年契約の場合:1,375円)
 
●シン・VPS
・2GB・150GB:1,850円(1年契約の場合:1,600円)
 
上記の比較からカゴヤVPSへ移行することにしました。

KAGOYA CLOUD VPSの概要
●選定プラン
・2GB・200GB:月額上限880円
・無料お試し期間:14日
 
●KAGOYA CLOUD VPSの主な特長
〇ストレージがSSD
・SSDは、HDD(SATA)と比べて読み込み処理数が約150倍(ランダム)、書き込み処理数が約300倍(ランダム)のためHDDより、快適に利用できる。
 
〇環境構築に利用するテンプレート
・専用コントロールパネルからOS、アプリケーションを選択するだけで、環境構築できる。
 
●主な機能
〇コンソール
・ウェブブラウザからコンソール経由でサーバーを操作できる。
〇スペック変更
・IPアドレスを変えることなく、即座にスペックを変更することができる。
※ストレージ容量の小さいスペックへの変更はできない。
〇IPアドレス(v4、v6)
・インスタンスごとに標準で1つ。
〇セキュリティグループ
・ファイアウォール設定をテンプレート化した「セキュリティグループ」を作成できる。
・サーバー作成時にセキュリティグループを選択することで、簡単にファイアウォール設定を行える。
 
●オプション
〇スナップショット
・保存容量10GBあたり、日額4.4円
 
●OSテンプレート
・CentOS:CentOS7、CentOS Stream8、9
※WordPressとLAMPのテンプレートは非対応。

KAGOYA CLOUD VPSの申込手続き(クレジットカード払いの場合)
※申し込んでからの利用できるまでの時間
・ホームページのQAには”オンラインの申込みの場合は最短5分”と記載されていて、すぐに手続きできるのかと思いましたが、営業時間内の対応のようなので営業時間外に申し込んだ場合は次の営業時間内になってからの対応のようです。
 
1)フォームから申込
 
・規約の確認
・お客様情報の入力
 アカウント情報(パスワード)
 氏名、生年月日、住所、電話番号、メールアドレス
・クレジットカード情報の登録
・申込完了
→申込受付の自動送信メールを受信
 
2)申込み内容の確認
 
・以下のメール受信
【KAGOYA登録担当:ご返信ください】お申込み内容の確認について
・申込め内容を確認し、メール返信
 
3)本登録手続き、アカウント発行
 
・以下の登録完了のメール受信
カゴヤ・クラウド/VPS 登録完了のお知らせ
・コントロールパネルの情報を確認
 URL、アカウント名、パスワード

VPSインスタンス作成
1)コントロールパネルにログイン
 
2)インスタンス作成(CentOS Stream9の場合)
 
①パッケージ選択(OSテンプレート、スナップショット、ISOイメージ)
OSテンプレート:CentOS Stream9を選択
 
②アプリケーションセットアップ選択(Docker CE、Nextcloud、Prometheus)
 
③スペック選択(スタンダード、大容量)
2コア/2GB、200GB(SSD)、32円/日・880円/月 を選択
 
④ログイン用認証キー
→”ログイン用認証キー追加”をクリック。認証キーの名前を記載
→ログイン認証キーのファイルがダウンロード
 
⑤virtio:ON
 
⑥セキュリティグループ:ブランク
作成済みのセキュリティグループがありません。
 
⑦ネットワーク:ブランク
作成済みのネットワークがありません。
 
⑧コンソールログインパスワード
適宜入力
 
⑨ユーザーデータ
インスタンス作成後に実行する処理(シェルスクリプト、コマンドなど)
 
⑩インスタンス名
適宜入力
 
⑪作成するインスタンスの利用料金が表示
32円/日、880円/月
 
⑫”インスタンス作成”をクリック
 
3)コンソールにログイン
 
・一般ユーザーを適宜作成
・rootアカウント上にある.sshディレクトリを上記一般ユーザーのホームディレクトリにコピー
 
4)自端末のTeraTermから上記一般ユーザーでSSH接続
 
・上記2)④でダウンロードした認証キーファイルを適宜移動。
・TeraTermでSSH接続
 
特にファイアウォールなどの設定でポート制限はかかっておらず、認証キーファイルの設定をするのみでSSH接続が可能。

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