MySQLのSelect文でインデックスのカラムのみ取得する場合のメリットについてです。
1)概要
・where句でインデックスのカラムを指定する事によって、その行を効率的に検索する事が出来るが、インデックスはそのカラムのデータを含むので、Select文が取得する項目がwhere句で指定したインデックスのカラムのみの場合は、行全体のデータを取得する必要が無くなり、負荷を軽減する事が出来る。
・インデックスのカラムの値を含む場合に限られるので、B-Treeインデックスは当てはまるが、Hash、spatial、full-textインデックスの場合は当てはまらない。
2)メリット
・インデックスの項目は行全体のサイズと比べるとサイズが小さくなるので取得するデータ量を軽減できる。
データ量が少なくなるとキャッシュからのコピーやIOバウンドの場合に負荷を軽減できる。
・インデックスはインデックスの値によってソートされているので、範囲検索などの場合、行全体の範囲検索と比べて(各行はディスク内にランダムに保存されているので)負荷を軽減できる。
特にMyISAMの場合は、”OPTIMIZE TABLE”によって完全にソートされたインデックスを取得出来るので、順次アクセスと同様になる。 関連記事の目次
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インストール、基本設定、文字コード、仕組み
- MySQLのインストール
- CentOS6でMySQL5.1からMySQL5.7へアップデートする手順、注意点
- CentOS6.10でMySQL5.7からMySQL8へアップデートする手順、注意点
- MySQLサーバーの起動スクリプト(v5.1)
- MySQLのファイルシステムとストレージエンジンの概要
- MySQLのデータ型の概要
- MySQLのサーバー、データベース、テーブル、カラムの文字コード設定とクライアントからのサーバー接続時の文字コード設定
- MySQLの”LOAD DATA INFILE”などでCSVファイル入出力時の文字コード、権限などの注意点
- セキュリティを考慮し、MySQLの匿名ユーザーにパスワードを設定、または削除
- CentOS6にphpMyAdminを導入
- MySQLのbツリーインデックスの概要とマルチカラムインデックス
- MySQLのプレフィックスインデックス、FULLTEXTインデックスの概要
- MySQLのEXPLAINの実行例
- MySQLのインデックス結合の概要
- MySQLのSelect文でインデックスのカラムのみ取得する場合のメリット
- MySQLのORDER BY句でインデックスを使用
- MySQLのPACK_KEYSオプション
- MySQLのインデックス統計更新の概要
- MySQL初期設定確認
- mysqladminコマンドでMySQLサーバーの状態確認
- mysqlshowコマンドで簡単にデータベース、テーブル定義の確認
- awkを使ってmysqlshowの必要な列のみ表示
- MySQLのスロークエリログの概要と表示方法
- show profileでクエリーの内部処理時間を調査
- MySQL Benchmark Suiteによるパフォーマンス測定
- MySQLの診断、監視に利用できる外部ツール
- WordPressデータベースのバックアップとリストア
- Bashスクリプトでmysqldumpバックアップと世代管理
- MySQLの壊れたテーブルのチェック、修復方法
- MySQLのインデックス統計更新の概要
- MySQLのフラグメンテーションの概要と改善方法
- MySQLのスレッド、コネクションに関する設定値、チューニング
- MySQLのセッション単位に設定するバッファーサイズ
- MySQLのクエリキャッシュの設定値、パフォーマンス
- MySQLのテーブルオープン、クローズとテーブルキャッシュのチューニング
- MyISAMキーキャッシュの概要とチューニング
- MySQLのソートに関する設定値とステータス
- MySQL innoDBの性能関連の設定値とステータス確認
- MySQL MyISAMの性能関連の設定値とステータス確認
インデックス
状態確認、調査
バックアップ、リストア、メンテナンス
パフォーマンス、チューニング