ファイルのパーミッションや所有者の設定をコマンド入力ミスなどで間違えてしまった場合、RPMパッケージ内のファイルであればrpmコマンドで元の状態に戻す事が出来ます。
※目次をクリックすると目次の下部にコンテンツが表示されます。
RPMパッケージのパーミッションをリセットする
パッケージのパーミッションを間違って設定してしまった場合、下記rpmコマンドでパッケージのデフォルト状態にリセットする事が出来ます。
rpm –setperms
例)telnetのRPMパッケージ内の”/usr/bin/telnet”ファイルのグループに対する書き込み権限
rpm –setperms
例)telnetのRPMパッケージ内の”/usr/bin/telnet”ファイルのグループに対する書き込み権限
①実行前、グループに対する書き込み権限が付与されている状態 # ls -al /usr/bin/telnet -rwxrwxr-x 1 root root 102808 Sep 26 2012 /usr/bin/telnet ②rpmコマンドでリセット # rpm --setperms telnet ③実行後の確認 # ls -al /usr/bin/telnet -rwxr-xr-x 1 root root 102808 Sep 26 2012 /usr/bin/telnet
パッケージの所有者をリセットする
パッケージ内のファイルのオーナーを間違って設定してしまった場合、下記rpmコマンドでパッケージのデフォルト状態にリセットする事が出来ます。
rpm –setugids
例)telnetのRPMパッケージ内の”/usr/bin/telnet”ファイルの所有グループ
rpm –setugids
例)telnetのRPMパッケージ内の”/usr/bin/telnet”ファイルの所有グループ
①実行前の確認 # ls -al /usr/bin/telnet -rwxr-xr-x 1 root apache 102808 Sep 26 2012 /usr/bin/telnet ②rpmコマンドでリセット # rpm --setugids telnet ③実行後の確認 # ls -al /usr/bin/telnet -rwxr-xr-x 1 root root 102808 Sep 26 2012 /usr/bin/telnet