CentOS6の各種ネットワーク設定ファイルとインタフェース制御スクリプトについてまとめました。
(1)各種ネットワーク設定ファイルの概要
●/etc/hosts
・他の方法では解決できないホスト名を解決。
・DNSサーバーのない、小規模ネットワーク上のホスト名を解決することも可能。
●/etc/resolv.conf
・DNSサーバーのIPアドレスと検索ドメインを指定。
●/etc/sysconfig/network
・すべてのネットワークインターフェースのルーティングとホストの情報を指定。
●/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-ネットワークインターフェース名(ifcfg-eth0など)
・各ネットワークインターフェースには、対応するインターフェース設定スクリプトがあり、特定のネットワークインターフェースに固有の情報を提供する。
●/etc/sysconfig/networking/ディレクトリ
・非推奨のNetwork Administration Tool(system-config-network)が使用。
・そのコンテンツは手動で編集すべきではない。
(2)各種インターフェース制御スクリプトの概要
●ifdown、ifup
・/sbin/ifdownと/sbin/ifupによって、個別にネットワークインタフェースのup/downができる。
・/etc/sysconfig/network-scripts/ディレクトリにシンボリックリンクがある。
構文
ifup インタフェース名
ifdown インタフェース名
例)
ifup eth0
●/etc/sysconfig/network-scripts/ディレクトリ内の一般的なインターフェース制御スクリプト
・ifup-aliases
1つのインターフェースに複数のIPアドレスが関連付けされる場合に、インターフェース設定ファイルからIPエイリアスを設定。
・ifup-ipv6、ifdown-ipv6
IPv6インターフェースをアクティベート、非アクティベート。
・ifup-post 及び ifdown-post
インターフェースがアクティベート、非アクティベートされた後に実行されるコマンドが含まれる。
・ifup-routes
インターフェースがアクティベートされると、デバイスに対する静的ルートを追加する。
・ifup-wireless
ワイヤレスインターフェースをアクティベート。
●/etc/rc.d/init.d/network
・すべてのネットワークスクリプトをまとめてup/down
〇構文
/sbin/service network start|stop|restart|status 関連記事の目次