Apacheのmod_mime_magicモジュールについての概要と使用時の注意点について確認しまとめました。
下記資料を参考にしました。
NSA(National Security Agency)の『Guide to the Secure Configuration of Red Hat Enterprise Linux 5』
MIMEタイプとは?
・送信されるドキュメントの種類を表すための方法。
・”MIME”という名称は、このフォーマットが”Multipurpose Internet Mail Extensions”を由来する事による。
・このフォーマットは、スラッシュで分離された、主タイプと副タイプからなる。(text/html, image/gif, application/octet-stream など)
・HTTP では、MIME タイプは Content-Typeヘッダで送信される。
mod_mime_magicの概要
・ファイルの中身の数バイトを見てMIMEタイプを決定する。
・Unixの”file”コマンドと同じ仕組みを使って判断する。
例)Linuxのfileコマンドの実行例
$ file chart_src.html
chart_src.html: HTML document text
$ file test.png
test.png: PNG image data, 700 x 230, 8-bit/color RGB, non-interlaced
・Apacheには他にも”mod_mime”モジュールがあり、このモジュールが解決できなかった場合に使用され、予備的な位置づけとなっている。
・設定内容
<IfModule mod_mime_magic.c> # MIMEMagicFile /usr/share/magic.mime MIMEMagicFile conf/magic </IfModule>
“conf/magic”を用いてMIMEタイプを決定する。
このモジュールを有効にするか?
・余分な負荷がかかるのでWebサーバーの負荷を気にしている場合やベンチマークとして使用している場合は有効にしないほうが良いようです。
・”mod_mime”モジュールの予備的な位置づけなので無効にしても大きな問題はないかもしれない、との事です。 関連記事の目次