AngularJSの$routeサービスを使って各URLに対応してカスタムビューを表示、$resourceサービスを使ったサーバーアクセスと組み合わせたサンプルを作成してみました。
・デモとコードサンプルはこちら。
・$resourceサービスについては以下の記事も参照。
AngularJSの$resourceサービスを使ってREST
※目次をクリックすると目次の下部にコンテンツが表示されます。
・メインビュー内のng-viewディレクティブ<div ng-view></div>を記述した部分にルート設定でマッチしたURLに対応するビューテンプレートをインクルードする事が出来る。
・$routeサービスはAngularJS本体には含まれていないので、別途angular-route.min.jsを入手してインクルードする必要がある。
・ビューで下記ファイルをインクルード
<script src=”js/angular-route.min.js”></script>
・スクリプトで依存性を設定
var demoApp = angular.module(‘demoApp’, [‘ngRoute’]);
2)ルート設定の概要
・モジュールのconfigメソッドで$routeProviderのwhenメソッドを使ってルートの設定を行う。
・whenメソッドで明示的に指定したルートにマッチしなかった場合に表示する内容をotherwiseメソッドで設定できる。
○構文
when(path, route);
otherwise(params);
例)
demoApp.config(function($locationProvider,$routeProvider) { $locationProvider.html5Mode(true); $routeProvider .when("/ng/resource/users_r", { templateUrl: "/wp/template/user_index.html", controller: "UsersIndexCtrl" }) .when("/ng/resource/users_r/:id", { templateUrl: "/wp/template/user_show.html", controller: "UsersShowCtrl" }) .otherwise({ templateUrl: "/wp/template/user_main.html", controller: "UsersMainCtrl" }); });
3)ルート設定のルートパラメータ
when(path, route)メソッドの引数のroute部分でオブジェクトで指定します。
①templateUrl
・テンプレートビューファイルのURL又はURLをリターンする関数を指定。
②template
・テンプレートビューのコンテンツを別ファイルではなく、インラインに記述。
③controller
・コントローラを明示的に指定し、そのコントローラで設定した値をテンプレートビュー内にバインドして表示できる。
・設定したルートにマッチし、テンプレートビューがインクルードされて表示される度にコントローラのインスタンスが生成される。
④redirectTo
・ルートがマッチした際、ブラウザにリダイレクトさせるパスを指定。
⑤resolve
・controllerパラメータで指定したコントローラに対して依存性を指定。
依存性にpromiseを使用している場合、すべてのpromiseが解決されるのを待ってから対象のコントローラのインスタンスを生成する。
4)path設定と$routeParamsサービス
・”:”とルートパラメータ名を使ってルートパラメータを設定できる。
・”*”を指定するとURLの複数のスラッシュ部分をルートパラメータに取得できる。
・”?”を指定するとオプションとして指定でき、指定した部分が含まれていないURLでもマッチさせる事が出来る。
例1)
.when(“/ng/resource/users_r/:id”,
URLのパスが”/ng/resource/users_r/1234″や”/ng/resource/users_r/show”などの場合、”1234″や”show”が$routeParamsサービスのid属性に保持され、スクリプト内で取得できる。
例2)*を使った例
.when(“/color/:color/largecode/:largecode*\/edit”,
マッチしたURLの”/color/”と”/largecode/”間の文字列が$routeParams.colorに保持される。
:largecode*のように”*”を指定するとURLの複数のスラッシュ部分をルートパラメータに保持することが出来る。
URLが”/color/brown/largecode/code/with/slashes/edit”の場合は、”code/with/slashes”が$routeParams.largecodeに保持される。
例3)オプションのパラメータ
.when(“/views/:param1?/:param2?”,
URLが”/views/value1″の場合、”/:param2″にはマッチしていないが、?がついてオプションのパラメータとして指定されているのでこのURLもマッチする。
$resouceサービスを使ったサンプル。
1)ルート設定
demoApp.config(function($locationProvider,$routeProvider) { $locationProvider.html5Mode(true); $routeProvider .when("/ng/resource/users_r", { templateUrl: "/wp-content/themes/wp/template/user_index.html", controller: "UsersIndexCtrl" }) .when("/ng/resource/users_r/main", { templateUrl: "/wp-content/themes/wp/template/user_main.html", controller: "UsersMainCtrl" }) .when("/ng/resource/users_r/new", { templateUrl: "/wp-content/themes/wp/template/user_new.html", controller: "UsersNewCtrl" }) .when("/ng/resource/users_r/:id", { templateUrl: "/wp-content/themes/wp/template/user_show.html", controller: "UsersShowCtrl" }) .when("/ng/resource/users_r/:id/edit", { templateUrl: "/wp-content/themes/wp/template/user_edit.html", controller: "UsersEditCtrl" }) .otherwise({ templateUrl: "/wp-content/themes/wp/template/user_main.html", controller: "UsersMainCtrl" }); });
2)各テンプレートビューを別ファイルで作成
3)$resourceサービスのREST設定をサービスで定義
ルート設定で各テンプレートビュー毎にコントローラを定義しているので、各コントローラからアクセスできるように$resourceサービスのREST設定をサービスとしてていぎします。
demoApp.factory("userResource", function($resource) { return $resource("/resource/users/:id", { id: "@id" },{ 'create': { method: 'POST' }, 'index': { method: 'GET', isArray: true }, 'show': { method: 'GET', isArray: false }, 'update': { method: 'PUT' }, 'destroy': { method: 'DELETE' } } ); });
4)各テンプレートビューに対応するコントローラを作成
demoApp.controller("UsersShowCtrl", function($scope, userResource,$routeParams,$location){ userResource.show({ id: $routeParams.id },function(data, headers){ $scope.user = data; },function(err) { $scope.Result = "サーバーレスポンスエラー:" + err.statusText; } ); $scope.edit = function(id) { $location.path("/ng/resource/users_r/" + id + "/edit"); }; $scope.cancel = function() { $location.path("/ng/resource/users_r/main"); }; });
・ルート設定でルートパラメータにマッチした文字列を$routeParams.idで取得しています。
・テンプレートビュー内で下記リンクボタンを押下すると$location.pathで指定したパスに遷移します。
<button class=”btn btn-primary” ng-click=”edit(user.id)”>ユーザ情報変更</button>
デモとコードサンプルはこちら。
- ビルトインのディレクティブの概要
- データバインディングのディレクティブの概要
- ng-repeatを使ってリスト、テーブル、フィルター
- ng-includeを使って別のHTMLファイルを埋め込み
- ng-switchを使って内部にあるHTMLテンプレートの表示を切り替え
- ng-if、ng-show、ng-hideを使って表示、非表示を切り替え
- ng-class、ng-styleを使ってCSSを設定
- イベント処理
- 有効、無効を切替えるディレクティブ
- フォームの入力チェックを行い、動的にCSS追加
- ng-optionsを使ってSelectメニューを作成
- ng-repeatを使ってラジオボタンを作成
- ビルトインのフィルターの使用方法
- ビルトインのフィルターで関数を使用
- カスタムフィルターの使用方法
- Bootstrap3を使ってページング
- スクリプト内でフィルターを使用、既存のフィルターを拡張
- サービスの概要とfactory、service、providerの使い分け
- $qサービスでpromise/deferredパターン
- $httpサービスの概要、サーバーからJSONデータ取得
- $httpサービスのPOSTでデータ送信
- $qサービスを使ってhttpリクエストを複数実行
- $httpサービスのinterceptorの使用方法
- AngularJSのwithCredentialsの設定、CORS
- $timeoutサービスと$intervalサービス
- $resourceサービスを使ってREST
- $locationサービスを使ってURLを操作
- $routeサービスと$resourceサービスを使ったサンプルを作成
- routeChangeSuccessを使ってflashメッセージ表示
- JavaScript、CSSを含むHTMLデータをバインドして表示
- ビルトインのディレクティブの概要
- データバインディングのディレクティブの概要
- ng-repeatを使ってリスト、テーブル、フィルター
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- ng-switchで内部にあるHTMLテンプレートの表示を切り替え
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- $resourceサービスを使ってREST
- $locationサービスを使ってURLを操作
- $routeサービスと$resourceサービスを使ったサンプルを作成
- routeChangeSuccessを使ってflashメッセージ表示
- JavaScript、CSSを含むHTMLデータをバインドして表示