インストールの流れは下記のようになります。
1)MySQLでWordPress用のデータベース設定
2)wp-config.phpファイルの設定
3)WebブラウザからWordPressのURLにアクセスして、インストールスクリプト実行
1)MySQLでWordPress用のデータベース設定
①TeraTerm(SSH)でレンタルサーバーにログイン
②MySQLの管理インタフェースにログイン
mysql -u mysql管理ユーザー -p
mysql管理ユーザーのパスワード入力
③データベースを作成
CREATE DATABASE データベース名;
④ユーザーに権限を付与
ユーザーを作成
“CREATE USER “ユーザー名”@”ホスト名” IDENTIFIED BY “パスワード”;
ユーザーに権限付与
GRANT ALL PRIVILEGES ON データベース名.* TO “ユーザー名”@”ホスト名”;
※MySQLのバージョンが5の時は以下のコマンドを実行していましたが、バージョン8では上記手順に変ったようです。
“GRANT ALL PRIVILEGES ON データベース名.* TO ユーザー名@localhost IDENTIFIED BY ‘ユーザーのパスワード’;
⑤”FLUSH PRIVILEGES”で今設定した権限を読み込む。
実行例)
データベース名 :testwp
ユーザー名 :testwp
パスワード :pwtestwp
mysql管理ユーザー:root ※rootを使う事は推奨されていないようです。別の管理ユーザーを用意した方が良いようです。
$ mysql -u root -p Enter password: Welcome to the MySQL monitor. Commands end with ; or \g. :略 mysql> CREATE DATABASE testwp; Query OK, 1 row affected (0.00 sec) mysql> CREATE USER testwp@localhost IDENTIFIED BY "pwtestwp"; Query OK, 0 rows affected (0.00 sec) mysql> GRANT ALL PRIVILEGES ON testwp.* TO testwp@localhost; Query OK, 0 rows affected (0.00 sec) mysql> FLUSH PRIVILEGES; Query OK, 0 rows affected (0.00 sec) mysql> exit Bye
2)wp-config.phpファイルの設定
①wordpressのディレクトリにある”wp-config-sample.php”を”wp-config.php”にリネーム
②wp-config.phpファイルの設定
“vi wp-config.php”でviエディタを開き、DB_NAME、DB_USER、DB_PASSWORDの部分をデータベース設定時に指定した値に変更します。
実行例)
$ vi wp-config.php
設定変更部分
define(‘DB_NAME’, ‘testwp’);
define(‘DB_USER’, ‘testwp’);
define(‘DB_PASSWORD’, ‘pwtestwp’);
3)WordPressインストールスクリプト実行
ブラウザでWordPressインストールスクリプトのURLを入力し、WordPressインストールスクリプトを実行します。
アクセスするURLは、Apacheの設定内容とWordPressの保存場所によって異なります。
例)
・Apacheの設定ファイル(/etc/httpd/conf/httpd.conf)のDocumentRootの設定内容
DocumentRoot “/var/www/html
・WordPress保存ディレクトリ
/var/www/html/test-wp/
上記例の場合、WordPressインストールスクリプトのURLは以下になります。
http::/取得したドメイン名/test-wp/wp-admin/install.php
以降、画面の指示に従い設定項目を入力するとインストール完了です。 関連記事の目次