メールサーバーを構築する際には、メールサーバー関連のDNS設定を追加する必要があります。
私のDNSレコードの登録例を基に設定手順を示します。(自ドメイン名は、仮にexample.com、IPアドレスは、192.168.0.1とします。)
ホスト名 TYPE 優先度 VALUE @ MX 10 mail.example.com. mail A 192.168.0.1 smtp CNAME mail.example.com pop CNAME mail.example.com
※smtpサーバーとpopサーバーは同一サーバー上に構築しています。ホスト名を分けなくても使用できますが、一般の設定例で上記例をよく見かけたのとCNAMEを設定してみたかったので上記のようにしています。
お名前.comのドメインを利用している場合の設定手順
1)ドメインNaviにログイン
2)上部メニューの「ドメイン設定」押下
3)”ネームサーバーの設定”下の「DNS関連機能の設定」ボタン押下
4)”DNSレコード設定を利用する”の「設定する」ボタン押下
5)設定するドメイン名にチェックを入れ「入力画面に進む」ボタン押下
6)”入力”セクションのホスト名、TYPE、VALUEを入力し、「追加」ボタン押下
①Aレコードの入力
上記設定例のmailの場合は、下記のように入力します。
Type :A
ホスト名:mail
Value :192.168.0.1
②MXレコードの入力
上記設定例のmailの場合は、下記のように入力します。
Type :MX
ホスト名:@(Type欄でMXを指定すると@が表示されます。)
優先 :10
Value :mail.example.com.
“VALUE”欄には、ホスト名をFQDNで入力し、最後にドットも入れました。(ただ、確認画面で実際の登録内容を見てみると、MXレコードの”Value”ホスト名のFQDNの最後のドットの部分が無くなっていました。そういう仕様のようです。)
③CNAMEレコードの入力
上記設定例のsmtpの場合は、下記のように入力します。
Type :CNAME
ホスト名:smtp
Value :mail.example.com
7)「確認画面へ進む」ボタン押下
8)確認画面で問題なく設定されていたら「設定する」ボタン押下
処理が終了すると”完了”画面が表示されます。