今回は、ブートストラップ3を導入、テンプレートディレクトリの作成、ブートストラップ3のサンプルコードを使ってindex.phpを作成、テーマを有効にして動作確認するところまで行います。
(1)テーマディレクトリを作成、ブートストラップ3を導入
①”wp-content/themes”ディレクトリ内にテーマ用のディレクトリを作成
②ブートストラップの公式サイトからブートストラップをダウンロード。
ダウンロードしたブートストラップを”bootstrap”フォルダー毎上記ディレクトリ内にコピー
(2)スタイルシート(style.css)ファイルの作成
1)style.cssの冒頭にテーマ詳細情報を記述
①”style.css”という名前でファイルを作成
②テーマ名、著者、テーマ説明などテーマ詳細情報を記述する。
ここに記載した情報がWordPress管理画面のテーマ一覧画面などで表示されます。
(設定例)
/* Theme Name: Twenty Ten Theme URI: http://wordpress.org/ Description: The 2010 default theme for WordPress. Author: wordpressdotorg Author URI: http://wordpress.org/ Version: 1.0 Tags: black, blue, white, two-columns, fixed-width, custom-header, custom-background, threaded-comments, sticky-post, translation-ready, microformats, rtl-language-support, editor-style, custom-menu (optional) License: License URI: General comments (optional). */
③ブートストラップファイルをインポートする記述を追加
下記記述を追加します。
@import url(‘bootstrap/css/bootstrap.css’);
(3)テーマ設定画面で表示されるテーマの画像を設定
WordPress管理画面のテーマ設定画面で表示されるテーマの画像を用意し、アップロードします。
“screenshot.png”という名前で300x225pxサイズの画像を用意し、アップロードします。
(4)functions.php、inc、js、cssディレクトリ
TwentyFourteenのfunctions.phpとinc、js、cssディレクトリをコピーします。
WordPressテンプレート関数については、とりあえずTwentyFourteenのテーマのものを流用します。
(5)ブートストラップ3のサンプルコードを使って最小構成のテンプレート作成
①ブートストラップ3のoffcavasのサンプルを入手
公式サイトからソース版をダウンロード。
“examples”フォルダ内の”offcanvas”フォルダ内から入手。
②”offcanvas”フォルダのindex.htmlをindex.phpにリネームしてアップロード
index.phpの下記部分を修正する
修正前)
<!– Bootstrap core CSS –>
<link href=”../../dist/css/bootstrap.css” rel=”stylesheet”>
修正後)
<!– Bootstrap core CSS –>
<link href=”<?php bloginfo(‘stylesheet_url’);?>” rel=”stylesheet”>
③”offcanvas”フォルダのoffcanvas.css内の記述内容をstyle.cssにコピー
(6)テーマを有効にし、ブラウザで表示確認
①WordPress管理画面にログインし、テーマを有効にする
外観→テーマ→利用可能なテーマ
作成したテーマが(3)でアップロードした画像とともに表示されている事を確認し、有効化する。
②ブラウザで表示確認
JavaScriptの設定はまだ行っていないのでドロップダウンメニューは動作しませんが、デザインは下記と同じようになっている事を確認します。
http://getbootstrap.com/examples/offcanvas/
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