psコマンドを使って、実行中のプロセスを表示する事が出来ますが、指定するオプションによって表示内容が異なります。どのようなオプション指定方法があり、どのような情報が表示されるか確認しました。
下記4つのオプションを使用した場合について確認しました。
ps -e
ps -ef
ps -eF
ps -ely
※目次をクリックすると目次の下部にコンテンツが表示されます。
psコマンドのオプション
-e
全てのプロセスを選択する。-Aと等しい。
-f
完全なフォーマットでリストする
-F
特別に完全なフォーマット
-l
長いフォーマット
-y
全てのプロセスを選択する。-Aと等しい。
-f
完全なフォーマットでリストする
-F
特別に完全なフォーマット
-l
長いフォーマット
-y
各オプションで表示される項目と表示例
1)ps -e
・出力項目(出力項目の説明は(3)参照)
PID,TTY,TIME,CMD
・出力例
・出力項目(出力項目の説明は(3)参照)
PID,TTY,TIME,CMD
・出力例
$ ps -e | grep init 1 ? 00:00:00 init
2)ps -ef
・出力項目
UID,PID,PPID,C,STIME,TTY,TIME,CMD
・出力例
$ ps -ef | grep init root 1 0 0 Aug10 ? 00:00:00 /sbin/init
3)ps -eF
・出力項目
UID,PID,PPID,C,SZ,RSS,PSR,STIME,TTY,TIME,CMD
・出力例
$ ps -eF | grep init root 1 0 0 4835 820 0 Aug10 ? 00:00:00 /sbin/init
4)ps -ely
出力項目
F,S,UID,PID,PPID,C,PRI,NI,ADDR,SZ,WCHAN,STIME,TTY,TIME,CMD
出力例
$ ps -ely | grep init S 0 1 0 0 80 0 820 4835 poll_s ? 00:00:00 init
出力項目の説明
UID(EUID):実効ユーザーID
PID:プロセスのプロセス ID 番号
PPID:親プロセスのプロセス ID
C:プロセッサ使用率。プロセスの生存期間中に利用したパーセンテージを表す整数
STIME:プロセスの起動時刻、起動日
TTY:制御端末 (tty)
TIME:累積した CPU 時間
CMD:実行コマンド
SZ:スワップ空間の概算の大きさ
RSS:常駐セットの大きさ。スワップされていない物理メモリ。
PSR:プロセスが現在割り当てられているプロセッサ。
F:プロセスに関連づけられたフラグ
S:最小限の状態表示 (1 文字)
PRI
NI:nice値
ADDR:
WCHAN:プロセスがスリープしているカーネル関数の名前
PID:プロセスのプロセス ID 番号
PPID:親プロセスのプロセス ID
C:プロセッサ使用率。プロセスの生存期間中に利用したパーセンテージを表す整数
STIME:プロセスの起動時刻、起動日
TTY:制御端末 (tty)
TIME:累積した CPU 時間
CMD:実行コマンド
SZ:スワップ空間の概算の大きさ
RSS:常駐セットの大きさ。スワップされていない物理メモリ。
PSR:プロセスが現在割り当てられているプロセッサ。
F:プロセスに関連づけられたフラグ
S:最小限の状態表示 (1 文字)
PRI
NI:nice値
ADDR:
WCHAN:プロセスがスリープしているカーネル関数の名前