CentOSのシェル環境設定の言語設定を日本語表示にする方法についてです。
言語設定が日本語表示になっていない場合、下記のようにコマンド実行時のエラーコメントが英語で表示されます。
$ rm notexist
rm: cannot remove `notexist’: No such file or directory
言語設定が日本語にすると下記のように日本語で表示されます。
$ rm msg1
rm: cannot remove `msg1′: そのようなファイルやディレクトリはありません
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言語の環境変数を一時的に日本語に変更する
言語の環境変数は、$LANGで設定します。
①現状の言語設定を確認
①現状の言語設定を確認
$ echo $LANG en_US.UTF-8
②日本語に関する設定項目を確認
日本語を設定するには、どのような値を設定すればよいのか確認します。
$ locale -a | grep ja ja_JP ja_JP.eucjp ja_JP.ujis ja_JP.utf8 japanese japanese.euc
UTF8の日本語は、”ja_JP.utf8″を指定すればよいことが分かります。
③日本語UTF8を設定
$ LANG=ja_JP.utf8
④動作確認
$ echo $LANG ja_JP.utf8 $ rm notexist rm: cannot remove `notexist': そのようなファイルやディレクトリはありません
ログイン時に自動で言語設定を日本語にする
上記の設定は、シェルをログアウトすると設定が元の状態に戻ってしまいます。
シェルにログインすると常に言語設定が日本語になるように設定します。
1)言語設定はどこで行われているか?
①”/etc/bashrc”の中身確認
“/etc/bashrc”内を見てみると、/etc/profile.d/lang.shを読み込んでいる箇所があるので、このファイルで言語設定を行っているようです。
②/etc/profile.d/lang.shの中身確認
中身を見てみると、下記ファイルに言語設定をする必要があるようです。
・各ユーザー固有の言語設定
ユーザーホームディレクトリ内の.i18n
・すべてのユーザー共通で言語設定
/etc/sysconfig/i18n
2)言語設定を日本語に変更
①各ユーザー単位に言語設定を行う場合
ユーザーホームディレクトリ内に”.i18n”というファイルを作り、LANG=”ja_JP.utf8″を設定
②すべてのユーザー共通で言語設定
/etc/sysconfig/i18nのファイル内に、LANG=”ja_JP.utf8″を設定
3)動作確認
一度シェルからログアウトし、再度ログインすると、ログイン時に自動で言語設定が日本語に設定され、日本語表示されるようになります。
シェルにログインすると常に言語設定が日本語になるように設定します。
1)言語設定はどこで行われているか?
①”/etc/bashrc”の中身確認
“/etc/bashrc”内を見てみると、/etc/profile.d/lang.shを読み込んでいる箇所があるので、このファイルで言語設定を行っているようです。
②/etc/profile.d/lang.shの中身確認
中身を見てみると、下記ファイルに言語設定をする必要があるようです。
・各ユーザー固有の言語設定
ユーザーホームディレクトリ内の.i18n
・すべてのユーザー共通で言語設定
/etc/sysconfig/i18n
2)言語設定を日本語に変更
①各ユーザー単位に言語設定を行う場合
ユーザーホームディレクトリ内に”.i18n”というファイルを作り、LANG=”ja_JP.utf8″を設定
②すべてのユーザー共通で言語設定
/etc/sysconfig/i18nのファイル内に、LANG=”ja_JP.utf8″を設定
3)動作確認
一度シェルからログアウトし、再度ログインすると、ログイン時に自動で言語設定が日本語に設定され、日本語表示されるようになります。